2020/06/10 23:58

お米虫について


主にお米の虫といわれるのは、コクゾウムシとノシメマダラメイガです。
米びつにわく虫にはいろんな種類がありますが、なかでも最も多いのがコクゾウムシです。
米など穀物にわくことが多いため、「穀蔵」という名前がつけられているほど。幼虫は芋虫のような形状をしていて、大きさはおよそ1mmととても小さいため、注意して見ないと気がつかないくらいです。

成長すると2~3mmぐらいになり、色も黒いので目につきやすくなります。米粒に穴を開けて卵を産みつけるので、精米してもなかなか駆除できないといわれています。


メイガの幼虫であるノシメマダラメイガも米びつにわくことが多い虫です。
米を取り出そうとしたら一部が塊になっていてびっくりした経験がある人も多いはず。それこそノシメマダラメイガの仕業で、幼虫がさなぎになろうとするときに、糸を出して米同士をくっつけているために起こる現象です。
米が塊になっていたら、ノシメマダラメイガの成虫が米びつのなかのどこかにいると思ってよいでしょう。